質問:「お箸で拾い切れなかった細かな遺骨はどうなるのですか?」
拾いきれなかった細かな遺骨(残骨灰)は、いったん斎場施設内の保管場所に集められます。
年に数回にわけて青森県青森市の三内霊園内にある
高福寺(曹洞宗)の残骨堂に納骨されます。
高福寺では、年に一度(八月頃)関係者が集まり合同供養祭が行われています。
左の写真は、その遺骨が収められるお墓になります。
質問:「他の火葬場と比べ火葬にかかる時間が長くありませんか?」
当斎場の火葬炉の燃焼工程は、コンピュータにより管理されています。
しかしその工程を手動に切り替え、なおかつ出力を最大にすることで、火葬時間を短縮することは実現可能です。
しかしその操作を行うことで施設の劣化(火葬炉の内壁の損傷など)を早める事になります。
そして燃焼バーナーから噴出する火力により、小さな遺骨は焼失してしまいます。
大きな骨も砕け散りわずかしか残らないことでしょう。
また高温になった燃焼台の輻射熱は、収骨の際に火傷などの危険を伴うことになります。
そういった危険を避けるために、通常(コンピュータの管理下)の燃焼後においても一定の冷却時間が設定されていてます。
高温にさらされた燃焼台を冷やすために、さらに余計な冷却時間を必要としてしまいます。
火葬時間が長くなってしまう原因の一つは、棺に納める副葬品でもあるのです。
質問:「病気だった箇所の骨の色は赤っぽくなる」というのは本当ですか?
結論を先に言いますと、それは「嘘」です。遺骨が変色するのは、
柩に収めた副葬品や燃焼する際に出た不燃物(化合物)が遺骨に
附着したものだと考えられています。
質問:「火葬している炉を見学することはできますか?」
申し訳ございません。火葬が無いときでも見学することはできません。
(見学の予約なども受け付けておりません。)